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店主さんと 8
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僕は喧嘩してもお互いを大事に思っていて仲のいい2人を見ていいなって思った。
それを正直に伝えるとウォルトさんは嬉しそうにして教えてくれた。
「これは僕の自論なんだけどね、家族ってどれだけ喧嘩してもいいと思うんだ。1人で全部背負ってたら家族である意味なんてないだろう?」
初めて見るウォルトさんの真剣な顔にドキッとする。
「嫌な事があったらちゃんと言ってごらん。喧嘩する事でお互いが成長出来る事もある。最後に笑って一緒にいられればいいじゃないか。家族なんだから。」
ウォルトさんにそう言われてグレンに凄く会いたくなった。
「全く…自分の家出癖をいいように言ってるだけじゃない。」
イルマさんは少し呆れながらも笑っていた。
「グレンさんに、会いたい…」
自分勝手だけど、僕の思いをちゃんと伝えて前みたいに一緒にいたいと思った。
許してもらえないかもしれないけど…
「エディ君、一週間お疲れ様。明日と明後日はお休みだから、君の大好きな人に会いに行っておいで。」
「ありがとう、ございます…」
ウォルトさんの優しさにジーンとなって瞳が潤んだ。
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