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ホレスさんが部屋に戻ってきてお茶をついでくれた。
「父さんと母さんは…グレンがこいつと付き合ってる事に賛成なのか?」
「賛成もなにもないわ。グレンが誰と付き合うかはグレンが決める事よ。」
「そうだな。それに俺の個人的な意見を言わせてもらうとエディ君の事は好きだよ。」
両親を味方につけることが出来ずホレスは悔しそうに顔をしかめた。
「男と、それも身分の分からないような子どもだぞ?ローレンス家は古くからの名門だ。周りからなんて言われるか…」
「うちは代々実力主義でやってきたんだ。そんな事今更関係ないさ。…それとも、ホレスは周りから後ろ指をさされたままでは仕事もろくに出来ないのかな?」
僕でも分かった。
これはウォルトさんの挑発だ。
「そんな事は…」
お兄さんは口篭る。
「チッ…仕方ないな。お前とグレンが付き合う事は認めておいてやろう。その代わり、グレンに何かあったらその時は覚悟しておけ。」
そう言ってお兄さんは部屋を出ていった。
お兄さんに認めて貰えたという喜びと、まだ嫌われてるよなぁって気持ちで何だか複雑な気分だった。
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