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暖かい人 3
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僕が落ち着いた頃、グレンは僕に向かって
「話をする前に服を着替えようか。」
と言った。
それで僕は思い出す。
僕が吐いた場所が綺麗なベッドの上だと言う事に。
僕の嘔吐物は僕の服やグレンのコートにも散っていた。
「…あ……ぁ……」
申し訳なさと、次に飛んでくるであろう罵声を想像すれば身体が震える。
しかし、グレンが罵声を飛ばす事はなかった。
僕を汚れる事も気にせずグレンは包み込むように抱きしめてくれた。
「……だ…め…汚れちゃう………」
僕が弱々しい手で押し返そうとしてもグレンはびくともしない。
「大丈夫だ。どうせ俺もこれから着替える。」
グレンはそう言って僕を横抱きにして部屋を出た。
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