アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
暖かい人 5
-
僕はグレンを待たせないようにと急いで服を脱ぐ。
裸になった僕の身体には幾つもの傷跡や痣がついており、骨と皮ばかりに痩せていてとても醜い。
さっきはグレンの手を叩いてしまったけれど、それでもこの身体を見られなくて良かった。
見られればグレンにもっと不快な思いをさせてしまうだろうから。
僕はシャワーを浴び、適当に身体を洗った。
脱衣場へ行けば綺麗に畳まれた高そうな服が置いてある。
もしかしてこれが僕の着替えなのだろうか。
いや、しかし
この服はあまりにも僕には不釣り合いだ。
僕が着るのを躊躇っていると、
「エディ、もう服は着れたのか?」
外からグレンの声がした。
「あ、あのっ…僕っ……」
こんな綺麗な服は着られない。
「大丈夫、その服はきっと君に似合うだろう。俺の選んだ服を着た君を、早く見たい。」
グレンの言葉に何故か顔が熱くなる。
「わ、かり…ました……」
僕はその綺麗な服に袖を通した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 151