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これからの事
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僕はグレンの話を聞き終えて目を見開いた。
僕が眠っている間にそんな事があったなんて信じられない。
「エディ、俺を君の父親にしてくれないだろうか。」
グレンは真剣な眼差しを僕に向ける。
「僕、なんかで…いいんですか……?」
こんなにかっこいい人が僕のパパになってくれるなんて、夢でも見ているんじゃないだろうか。
「君がいいんだ。」
僕がいい、だなんて言って貰えたのは初めてだった。
僕は見た目が綺麗なわけでもないし、仕事も出来なくて体も悪い。
今までも、そしてこれからも僕が必要とされる日なんて来ないと思っていた。
「あ…ありがとう……ございますっ…」
いつか僕はこの人にも捨てられるのだろう。
それでも僕は嬉しかった。
今日から捨てられるその日まで、グレンの役に立てるように頑張ろうと決めたのだった。
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