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プロローグ
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『あなた!私達の子供よ!可愛いわよね!!絶対可愛いわ!そうだ名前はどうしようかしら…?早く決めてあげなきゃね!あっお洋服も準備しきゃだわ?!リリー!お手伝いしてくれるかしら?!あなた買い物に行ってくるわね!』
嵐が来たような騒がしさ…いや賑やかさを振りまきながら走り去ったのはこの家の第一夫人。
『ジュリは…相変わらず賑やかだね。』
おっとりとした口調で第一夫人の名前を上げたのはこの家の主。
『旦那様…。ジュリ様に甘過ぎです。第一夫人があのように走り回る姿はなんと嘆かわしいことか…。』
眉間に深い皺を寄せ、こめかみに手を添えながら小言を呟く。
メイド長のグリス。
淫魔の赤子は未だ卵の中で生まれる瞬間を待っていた。
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