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謝ってばかりの1日
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「わぁっ‼ すみません‼」
僕は大慌てで立ち上がった。
パニックで頭の中は、ぐるぐる。
とにかく雑巾を取ってきて、零れたコーヒーを拭いた。
「先生、濡れてないですか⁉」
「いや、ちょっとだけだから大丈夫」
うわぁーッ‼ 何ドジやってるんだ僕なバカッ‼
僕は胡座をかいて座っている先生のズボンが濡れているのを見て、気が動転していた。
このままじゃ染みになってしまうと思い、雑巾でゴシゴシと拭ってから、気がついた。
しまった‼ 雑巾で拭いちゃったよ~。
「あぁっ‼す、すみませんっ‼雑巾で…」
謝ってばかりの1日だ。…ううっ。
情けなくて、しんなりと萎れた僕に先生はちょっと困った顔をしていた。
「ん~別に雑巾はいいんだけど…ちょっと困ったなぁ…」
そうですよね⁉
ごめんなさい‼
先生が困っていることに、僕は責任を多いに感じてしまう。
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