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夏の章三 夏ぐれ
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可児は暗い欲望を押し付け、幾度かのピストンでその劣情を遊命の中に吐き出した。
ピッタリと遊命の腿に密着したままかき回し、内壁に何度も陰茎を擦り付けた。
「…うっ…」
可児が突き上げる度、遊命の口から呻きと息継ぎが漏れる。
可児の劣情は、二人の結合部から零れ、屹立が衰えるまで繰り返された。
これで終わったかと遊命はきつく閉じていた目を開いたが、可児の力が収縮しても解放されることはなく、強大な力を示すことも、快感を引き出すことも無くなったのに、ただ遊命の中に居座り続けた。
「…可児…」
可児は呼び掛けに応えることなく、遊命の身体を抱き締めたまま動かなかった。
遊命は、可児の背中に食い込ませたいた爪をほどき、じっと痛みに耐えながら、可児が動くのを待っていた。
暫くすると可児は身体を起こし、萎えて力をなくした陰茎は、いとも簡単に遊命の身体から離れた。
可児は己れの陰茎に手を添え、まだ汚し足らないといったように、遊命の双丘に擦り付けた。
束の間にできた空洞から、可児の残骸が伝い、遊命の血と混じり合う。
もとより可児の下腹部も遊命の血で汚れていた。
可児は見て見ぬふりをした。
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