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この景色は… 雪side
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すごくキレイだった。お兄さんに見せられた景色は、ぼくの町だった。お兄さんが言った通り、すごく小さい…。
あ、ぼく勘違しちゃってお兄さんに突進しちゃったんだ…どうしよ汗
「お兄さん、ごめんなさい!」
「え?あー、大丈夫だよ。気にしないで」
「でもぼく勘違いして突進しちゃって…」
「突進って、ははは!気にするなって!大丈夫だよ」
このお兄さん優しいな…。死ぬ前にこんな優しい人に会えてよかった。死のうとした人(勘違いだったけど…)を止めたのに、ぼくは死ぬのかな
グゥゥ…
「はぁ…」
「お腹、空いてるのか?」
「……うん」
「親とかは?そろそろ暗くなるし、迎えきてもらったほうが…」
お兄さんがぼくの目線の高さに合わせて話しかけてくれる。でも、お父さんもお母さんもぼくを迎えにこない。
「君、家出したのか?」
「いえ、で…」
「迷子かとも思ったけど…違うんだろ?」
「ぼく…もう家には帰れない…」
「…え?」
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