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張り詰めた No side
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脱衣場は張り詰めた空気だった。亮・雪・あきらの3人ともが気まずい顔をしている。
「亮さん、あきらくん…ごめんなさい…」
「…っえ?」
「ぼくが汚いから……」
「っいや、汚いっていうか…なぁ亮?」
「…」
「全然、全然っ汚くないよ?雪くん!でも、この傷はなんなのか俺に教えてくれる?」
「…うん」
「ありがとう」
「おい亮!」
あきらが亮に近づき、亮を揺さぶった。亮は呆然としている様子だったが、揺さぶられてやっと焦点があったようだ。
「…あっ。ごめん…」
「ごめんじゃねぇよ!お前、このこと知ってたのか?」
「このこと…って?」
「傷に決まってんだろ!?お前雪くんの親戚なんだろ!?なんか聞いてなかったのかよ」
あきらは、亮と雪が親戚だと思っている。
「亮さんは悪くないの!」
雪はあきらの服の裾を掴み、あきらを見上げた。
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