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きいてよ 4 kyrt
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ky side
俺は調べ物をしていた。
「レトルト アンチ」
本当はこんなこと調べたくもないんだけど、
こっちの方が色々とわかりやすい。
まぁ、当然誹謗中傷の声しかなくて
殺意が湧く。
そんな中、丁度レトさんがお茶を入れてくれた。
「キヨくん、お茶はいったよ!」
そう言ったレトさんの暖かい笑顔が
俺の怒りを鎮めてくれた。
「ん、ありがとー」
適当な返事をし、アプリを閉じる。
やっぱお茶は温かくてすきだなぁ、
なんて声に出すとレトさんが嫉妬しちゃうから
言わないけど、本当にお茶は美味しくて好きだ。
レトさんの方が好きだけど。
そう思いながらレトさんを見る。と、
さっきからずっと俺のことを見ていたのか、
レトさんと目が合う。
笑を向けると
レトさんは俺から目線を外し下を向き、
頬を両手で抑える。
可愛い。愛おしい。俺のレトさん。
待ってて、もうちょっとで
レトさんは1人で泣かなくて良くなるからさ。
心の中でそう呟くと、俺は近くにあった
メモ帳とペンを取って、
見たことも聞いたこともない住所を書き出した。
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