アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
きいてよ 13 kyrt
-
次の日、レトさんと俺は全身ラジオを撮った。
「えーと、じゃあキヨくん。お便り入ろうかぁ」
隣からレトさんのふわっとした
可愛い声が耳の中に入ってくる。
Skypeとはまた違う良さがあってたまには良い。
レトさんはメールを開いて
お便りを読み始める。
「全身ネーム、レトルト大好きさん」
駄目だ。怒ってはいけない。
普段通り…普段通り…。
「うん…。あー…。レトさんさぁ」
「うん?」
「それ自分で言ってて恥ずかしくねぇの?ww」
「wwww」
大丈夫だ。いつも通りに会話できているはずだ。
「ちょっと恥ずかしいかなwじゃあ、お便り読むね?」
少し笑った後、真剣に聞く態度をとる。
態度だけだけど。内心怒ってんだけど。
「レトルトさん、キヨさん、こんにちは。
ここ最近寒さ続きで辛いですね。」
適当に相槌を入れながらお便りを聞く。
「突然ですが、昨晩起こった大量殺人事件をご存知でしょうか。私は、昨晩の殺人事件の被害者の隣の家の語るのはだったので、心底悲しみました。」
一瞬ドキッとしたけど、
また適当な相槌を入れながら話を聞く。
「そこでお2人に質問です。もしお2人がそのような場面に直撃したら、まず最初に何をしますか。」
「名前のわりには内容めっちゃ深刻だな!!!」
本当に素でツっコんだ。
「せやねw」
レトさんも少しだけ笑ってくれた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
48 / 147