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きいてよ 完 kyrt
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「んで、キヨくん。キヨくんはどうする?」
レトさんにそう聞かれて、暫く黙る。
ここで打ち明けるべきなのか、
俺のことを批判するべきなのか。
レトさんはその沈黙に耐えきれなくなり、
口を開く。
「あ…っ、キヨくんは殺る担当だったね!」
なんて笑いながらそう言ったから、
俺は「不謹慎だろ!!」っと笑いながらツっコむ。
その後も俺は適当に答え続け、
今月の全身ラジオは終わった。
「楽しかったね!」
純粋な、汚れのない笑顔でレトさんが言うから、
俺はレトさんから目を逸らしながら
「あ、…うん!そうだね…!」
と、返事をした。
きいてよレトさん。
この事件の犯人は俺だよ。
レトさんが好きで堪らなくて
アンチからレトさんを護りたかったから
殺しちゃったの。
でもこれで1人て泣くことなんてないでしょ?
レトさんには笑ってほしいんだよ。
笑いながら 俺の愛を聞いてほしいんだよ。
ねぇ、もっと。もっと。
ずーっときいていてよ。
俺の愛を
しつこいくらいの執着心を。
キイテヨ。
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