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劇場愛歌 7
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fj side
俺は勉強がまっっったくできない。
勉強はしているんだけど、相当頭が悪いから
学校側からも、塾側からもクッソ頭の悪い高校を
進められる。
それほど期待されていないということなのだろう。
もう少しぐらい期待してくれたっていいじゃないか。
これから人生の大逆転があるかもしれないんだし!!
「本当、見返してやりたいなぁ…」
何て呟くと、俺の前にいた
親友のキヨが、
「そういう考え、ちょっと幼稚じゃね?フジは自分なりに頑張りゃいんだよ。中卒よりかはましだろ。」
と、優しい言葉をキツめに言い表して支えてくれた。
キヨの言葉にはいつも助かってる。
命の恩人でもあったりする。
「…はは、そうだねぇ!」
と、少し笑ってまた勉強に戻る。
…俺は笑い流せない奴だから、いつまでも
気にしちゃうんだけどねぇ。
どうでもいい話だけど、俺には好きな人がいる。
その人はもう高校生で、俺の志望校の学校の生徒。
今年で二年生になる、
とても可愛い先輩だ。
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