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劇場愛歌 14
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hr side
その光景を見た時には
もう限界だった。
俺はいつの間にかレトルト先輩の
元に駆け寄っていた。
レトルト先輩の症状を知るため、
「レトルト先輩、大丈夫ですか?」
と聞いた。
返事は返してくれなかったが、代わりにとても
悲しそうな、辛そうな表情を俺にくれた。
俺はレトルト先輩のそんな顔は見たくなかった。
も、いいや。
レトルト先輩が大好きでひたすら媚び売って笑った
昔の俺なんて死んじゃえばいいよ。
レトルト先輩の真っ白な肌が所々青紫になっているのが分かると、急に涙が溢れて止まらなくなった。
こんなになるまで殴られていたんだ。
痣が残るまで蹴られていたんだ。
俺には感じたことのない痛みを感じてきたんだ。
俺はレトルト先輩を抱きしめ、
「レトルト先輩、もう大丈夫ですよ。」
と言いながら撫でてやると、
安心したのか気を失ってしまった。
眠ったレトルト先輩と俺は、教室の奥の奥に
静かに隠れながら、キヨとフジと、
レトルト先輩に暴力を奮った奴等の殴り合いが
終わるのを待っていた。
(*´_ゝ`)ノ----------------------------------
本当に長くなりそうです…!!!
ヘタしたら20話越すLvです。
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