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この異様な世界のカオスな学園で、僕はいったいどうなるの...?
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一生懸命。薫の為を思い、助言をしてくれている先生に対して。
薫は満足に返事を返す事が出来ない自分が、情けなく。泣きそうになってしまう。
そんな薫の様子を見た夜が、代わりに先生に返事を返してくれた。
「先生。番の話しは少し待って貰ってもいいですか?薫もいきなりの事で混乱してしまっているみたいなので。出来れば一度、寮の部屋に帰って。落ち着いてから考えさせてあげてください。」
そんな夜の提案に、先生も一つ頷くと。
「そうですね。じっくり考えてみた方が良いでしょう。また何かありましたら、遠慮なく病院の方へいらして下さい。」
そう優しく言い置いて、病室を後にする。
_______その背中を。薫は不安げに揺れる瞳で見送った。
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