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15 知念side
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「 ん...っ 」
朝起きたら昨日の処理が全て終わってた。
涼介が全部してくれたんだ ... 。
「 いっ...た...っ 」
起きようとすると腰に激痛が走った。
昨日涼介が久しぶりに抱いてくれたんだけど、その時に腰を痛めたのかな...
無理にでも起きようとしてると、引っ張られて力が抜けてそのままベッドに倒れ込んだ。
「 知念なにやってんの? 」
「 あ、 涼介。 ちょっと腰を痛めちゃって...。 でも大丈夫、すぐ起きてご飯作るから! 」
「 ... ごめんな。 」
「 え...? 」
「 お前のこと傷つけた上に、優しくできなくて。 」
「 !! そんなことないよ? 大丈夫だか、ンッ... 」
大丈夫だと言って涼介に心配かけないように起きようとしていたら
唇を塞がれた。
「 今日は俺が動くから。無理しちゃだめ。
今は俺の方が動けるから。な? 」
「 うん、ありがと...。 」
そう言うと安心したように涼介はベッドからおりて顔を洗いにいった。
しばらくするとご飯のいい香りがしてきた 。
「 ん、知念。 朝ごはんできたよ 」
「 ! ありがと、涼介。 」
起き上がろうとすると、また押し倒された。
「 起き上がるの、ツライだろ? 今日は俺が食べさせてあげるから。 」
「 ごめんね... ありがと。 」
涼介は自分の分も食べずに、とりあえず僕にゆっくり食べさせてくれた。
「 ごちそうさま、ありがとう涼介! 」
「 おう。 」
そう言ってキッチンに向かった涼介。
そっか、とりあえず僕の分だけ作って持ってきてくれたんだ。
「 ありがと... 」
涼介に聞こえないくらいの小さな声で、もう一度そう伝えた。
それから涼介は、掃除したり洗濯したり、僕ができない分全てちゃんとしてくれた。
僕の恋人は、やっぱり優しい人でした 。
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