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起きた瞬間は、ここがどこだかあまりわからなかった。
でもすぐに大ちゃん達の家だとわかる。
いつも隣にいる涼介が、今日は居ないから...。
「 おはよ、知念。ちゃんと寝れた? 」
「 うん!昨夜は迷惑かけちゃってごめんね。 」
「 大丈夫大丈夫〜 」
「 あぁもういのちゃん、目はなさないで! 」
何やら2人でキッチンで何か作ってるみたい。
僕は慣れない家の中を行ったり来たりする。
手洗場で顔を洗って、服はそのままでいいか...。
「 ちね〜ん、ご飯できた! 」
2人でご飯作っててくれたんだね。
リビングに行くとふわっとご飯のいい香りがする。
「 いただきま〜す!」
3人で手を合わせて、作ってくれたご飯を口に運んでいく。
珍しい光景だなぁ...、そんなこと考えてると、
「 どう?美味しい?大ちゃんが朝から、知念のためにご飯作る、って張り切ってて...むぐっ 」
「 しーっ、いのちゃん、しーっ! 」
いのちゃんが必死な顔で、わかったわかった、と話してる。
大ちゃんが僕のために...。それをいのちゃんも手伝ってくれてたんだね。
仲いいなぁ、2人共。
2人で笑いながら話してて...、それを見るだけで、笑顔になれる。
「 あ、僕片付けるよ? 」
「 大丈夫だよ〜 」
ご飯を食べ終わっていのちゃんが片付けてくれる。
昨日から何もかも任せっきりだなあ...。
いつの間にか僕もそこからいのちゃんや大ちゃんのお手伝いをするようになった。
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