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今まで数々のことを乗り越えてきたつもりだった。
まさか、こんな所で躓いたままなんて...。
知念... 俺はまだ、お前のことが好きだよ。
いつもみたいに、「 涼介! 」って笑顔で呼んでよ。
撮影が終わり楽屋で準備してたら、圭人が話しかけてきた。
「 やまちゃん...、この前はほんとにごめんね。
知念と、どう...? 」
周りに聞こえないようにか、小声で話しかけてきてくれる圭人。
周りはうるさいやつが多いから、俺らの会話は聞こえていない。
「 まだ何も出来てないけど...、今日、知念が来てくれたら話するつもり。 」
「 そっか.... 」
姿を探すけど、見当たらない...知念の姿。
もう出て行っちゃったのか...
すると、俺の後ろに居た大ちゃんとその隣のいのちゃんもパタパタと慌ただしく出ていった。
「 山田、知念と帰らないの? 」
「 ...うん。 」
「 珍しいね〜? 」
他のメンバーは不思議そうにしてるけど、圭人だけは黙々とカバンに荷物を詰め込んでいる。
..... 車で山道を少し登った所。ベンチがある場所に腰をかける。
街が見渡せて...星が綺麗に見える場所。
目を瞑って、リラックスする。
落ち着くなぁ.....。
「 ん.... 」
そこへ行ってしばらく経ったと思う。
気がついたら少し眠ってて、帰りにコンビニへ寄った。
レジへ通してもらってコンビニで時計を見ると、もう9時を回ってて。
「 ...やっば!知念!! 」
知念との約束を思い出して、急いで車に乗って家へ向かった。
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