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63 山田side
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朝起きたら、隣に知念がいる。
それだけで幸せって感じられるものなんだ。
昨夜、知念が目を覚ましたあとに話をした。
最初は...冷たい言葉ばっかり返ってきて、最終的には
「 触んないで! 」って叫ばれて。
もうダメかもって思ったんだ。
でも、家を出ていこうとする知念の背中を見て
最後にこれだけ、これだけ言わせて...って、
今まで知念に思ってきたことを全部打ち明けた。
最初は知念も戸惑ってたんだけど、最後は涙を沢山流して戻ってきてくれた。
知念が風呂はいってて いない間に、ちゃんと大ちゃんにも電話して。
上手くいったことと、ありがとう と伝えた。
「 りょーすけー! 」
また、俺の名前を呼んでもらえる。
笑顔で、“ 涼介 ”って。
「 んー? 」
「 ちゅうして、ちゅう 」
「 なに、甘えたい日なの?」
「 ふふ、内緒〜 」
「 なんだよそれ笑 」
そんな事言いながらも、ちゃんとキスしてあげる。
ねぇ、知念。
俺は今、心の底から知念と出会えて良かったって言える。
不思議そうに首を傾げる知念。
「 幸せにする。 」
「 ....うん。 」
そう言って、また唇を重ねた。
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