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71 知念side
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「 ちね〜ん!メリークリスマス! 」
「 メリークリスマス、涼介〜 」
今日は12月25日、クリスマス。
丁度仕事も休みで家でゆっくり過ごしてたら、涼介が声をかけてきた。
「 知念、俺ね、渡したいものがあるの。 」
いつも以上に優しい笑顔を向けて、箱を取り出した。
「 目瞑って〜 絶対開いちゃダメ! 」
目を瞑ってしばらく待ってると、首元にひんやりとした感覚。
「 ん、もういいよ! 」
ゆっくり目を開けて首元を見ると、ネックレスがついてた。
「 わ...っ、綺麗... 」
「 俺とお揃い〜 」
そう言って自分の首元を指して無邪気に笑う涼介。
「 うれし...、ありがとね、涼介! 」
「 ふふっ、よかった〜 」
くるりと背を向けて僕から離れようとする。
「 あ...まって、涼介 」
「 ん? 」
「 僕...もう一つ欲しいもの、ある。 」
「 えぇ...?俺、それしか用意してないよ。 」
「 涼介...おいで? 」
「 ....? 」
涼介を膝の上に座らせて、向かい合う形になる。
そして涼介をぎゅっと抱きしめた。
「 涼介を...ちょうだい? 」
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