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有岡くんが知ったのは二ヶ月前ほど。
俺が伊野尾くんを好きだと言った時は、驚いてたけど引いたりはしなかった。
むしろ、応援するって言ってくれて。
嬉しかったのを、よく覚えてる。
いつの間にか伊野尾くんが戻ってきて、おしぼりとか紙などを有岡くんに渡す。
「 ほら、大ちゃん早く拭いて!! 」
仕方ない...仕方ないけどさ.....
有岡くんとの距離...近くない?伊野尾くん...。
「 よし、これで一旦は大丈夫。帰って洗濯しないとダメだからね? 」
「 うん、ありがとういのちゃん。 」
「 じゃ、そろそろ帰ろっか! 」
「 そうだね。」
「 あ、髙木の好きな人の話。また聞かせてね? 」
...ゔっ。 覚えてるのか。
「 気が向いたらね笑 」
「 え〜髙木のケチ! 」
いつか、この気持ちを伝えられる時が来るのかな。
帰ってから、告白のシュミレーションをしてみる。
「 シンプルなほうがいいのかな?“ 好きです! ”みたいな...? いや、かっこいい方がいいかな...。」
ベッドに寝転がって1人で考える。
伊野尾くんは、好きな人いるのかな。
伊野尾くんは俺のことどう思ってるんだろう。
.....両想い、だといいな。
そんなことを考えて、その日は眠りについた。
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