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「 .......いで... 」
「 ん? 」
「 優しく...しないで... 」
小さくて聞こえないほどの声で、そう言った。
ごめんね、雄也...
雄也はもう、僕のこと嫌いになったかなぁ...
でも、それでいいんだ。
もう、雄也のことは諦めるんだから.....
「 .....好きになってくれて、ありがとね。 」
雄也はそう言って、ゆっくりと腕を離した。
そして優しく微笑んで、僕の頭を撫でる。
...やだ、行かないで、雄也.....
ずっと僕のそばにいてよ....
僕に背中を向けて、こころなしか...肩を震わせて歩いて行った。
雄也。
僕は雄也のこと、諦められないみたい...
だからね、いのちゃん。
...雄也は、譲りたくない。
でも2人が幸せになるなら、
僕は、応援するから...。
頑張ってね、雄也........
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