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《特別編》 伊野尾side / 慧くんのお誕生日
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朝起きて、ご飯を食べて、いつも通り家を出る
ごくごく普通な生活の中で
今日だけ、唯一違うこと
「 伊野ちゃん、お誕生日おめでとうっ、! 」
家に帰ると、誕生日パーティーで装着しそうな帽子を被りクラッカーを握った大ちゃんが待っていた
「 あり、がと...! 」
「 さ、早く入って! 」
家に上がるとテーブルには色んなものが並んでいた
何でも知ってる大ちゃんにとったらテーブル1個分俺の好きな食材で並べるのは簡単みたいで
「 これ... 」
「 俺ね、不器用なりに頑張ったの、、山田に教わって。 」
へへ、と鼻を触った大ちゃんの指には沢山の絆創膏
その手をひっぱり、優しく抱き寄せた
「 ばか、、ありがとね... 」
「 ふふ、いえいえ。 あ、プレゼントもあるよ、? 」
腕の間をすり抜けた大ちゃんが持ってきたのはリボンを付けた袋
中に入ってたのは前出かけた時に俺が欲しいって言ってた服と部屋着
目の前でニコニコしてる大ちゃんはとても満足そうで
「 ...やだ、 」
「 あ、やだった?嫌だったら捨ててくれても... 」
プレゼントのリボンをほどき、長い紐を大ちゃんに巻き付ける
リボン結びをしてまた抱き寄せると、大ちゃんも意味がわかったような顔
「 ねぇ、、ちょうだい? 」
大ちゃんの瞳をそっと見つめながらリボンをほどいて優しくキスを落とした
「 ...大事にしてね、、? 」
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