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_____ 「そろそろ帰るね、大ちゃん」
処理をし終えた山田が上着を着て部屋を出ていこうとした
「これさっきコンビニで買ってきたの。よかったら食べて?」
コンビニの袋をテーブルの上に置き、手をひらひらと振り閉められた玄関のドア
袋の中身はアイスやおにぎりなど全て俺の好きなもの
「....くそ、」
会う回数を重ねるほど想いは募っていく
あの時伊野ちゃんより先に告白していれば
今、こうやってコソコソと会って体を重ねることなんてなかった
山田の全てが自分のものになっていたのに ...
《今日はわざわざごめんな、ありがとう》
浮気だとわからないほどのメールを送る
いつも数分程度で返ってきてたメールが今日は返ってこなかった
それどころかその日から数日間
俺の家に来ることはなかった
仕事でも顔合わせのないまま、淡々と日にちが過ぎてく
ある日、山田の恋人から連絡が入った
「もしもし大ちゃん?」
「ん〜?」
「あのさ...
______ もう俺の山田取らないでね?」
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