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115 有岡side / ポッキーゲーム
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週末の休日
俺はだらしなく山田の家でゴロゴロと過ごしていた
「 ねぇ大ちゃん、 」
「 ん? 」
「 そこのポッキーとって 」
山田が指を指したのは俺の近くのテーブルの上
「 はいはい 」
仕方なく立ち上がり、ベッドで寝転びながらスマホを触る山田の元へお菓子を持っていく
「 ありがと! ....あ、ちょっとまって 」
山田は躊躇なく箱を開けて袋から1本取り出し、口にくわえた
「 ん! 」
チョコのついてない方だけをくわえ、チョコの部分を俺に突き出していた
「 食べていいよ、これ 」
俺と山田は付き合ってるわけではない
なのに、食べたいと思ってしまうのは...どうしてなんだろう
ゆっくりと山田の方へ近寄り、先端をくわえる
俺と山田は向き合い、間に1本、ポッキーがある不思議な光景
どんどんと食べていくと、当たり前にそれは短くなっていく
残り数cmまできて、山田の頬を手で包み
食べ終えたと同時に山田の唇に優しく触れる
舌を絡ませるとほんのりとチョコの甘い香りがした
いつのまにかベッドに押し倒す形になってて、息苦しそうな山田は唇を離すと涙を流した
「 大ちゃんのキスは...甘いね 」
俺が食べたいのは、ポッキーだけじゃないのかもしれない
“ 山田を食べたい ”
止めることの出来ない欲望に、いつのまにか俺は襲われていた
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