アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
124 伊野尾side
-
また起きたのは自室ではなく慣れない部屋の中
服を着てないから 、肌触りのいいシーツが心地いい
携帯をとって時間を確認しようとすると 、手元に携帯がなく
置いてきてしまったことを理解する
「 ... 伊野ちゃん ? 」
「 大ちゃ 、ごめ 、俺帰るわ 」
「 そっか 、山田 、? 」
「 うん 、ほんとごめんね。 また来る 」
今度は付き合うことってめんどくさい 、なんて
思わなかった
「 ... ただいま 〜 」
おかえり 、って返事がない帰宅は初めてだった
靴を脱いで奥に進むと 、泣いた跡が残る顔は
ソファでぐっすりと眠っていた
いや 、合うとしたら “ぐったりと” ...。
山田の手元には俺のスマホがあり 、
履歴を見ると知念からのメールが沢山きている
「 ...うわ 、なんだこれ 、、」
思わずこれを見てしまったんだろう 、
だから泣いて 、、?
その時 、
思わず漏らした声を拾ったのか 、山田がはっ、としたように目を覚ました
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
129 / 172