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126 山田side
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溢れる涙を抑えることが出来なくて 、
思わず膝から崩れ落ちてしまったけど
上から俺のことを見る伊野ちゃんが向けるのは
冷たい顔だった
「 ... ほんっと 、めんどくさい 、」
ボソッと呟いたはずだったのだろうけど 、
俺にはちゃんと聞こえたその声
大ちゃんや知念は 、俺みたいに面倒くさくなかったのだろうか
「 泣かれるのが一番鬱陶しいんだけど 、」
ため息をついて俺の頭をポンポンと2回撫でると 、
ソファ深く座った
はぁ、ともう一度ため息をついて頭を抱えてるけど
どんな気持ちで頭を撫でたのか
今どんな気持ちなのか
恋人であっても 、その時だけは伊野ちゃんの気持ちがわからなかった
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