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133 岡本side / 心配性
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____ 心配性って、損だと思う
伊野ちゃんと話してる君を見てるだけで
胸がざわつくんだ
「 ...と、、圭人、聞いてる? 」
「 ん、どうしたの? 」
「 ほら聞いてなかった!!もういい! 」
「 ごめんって山ちゃん、! 」
べーっと舌を出す山ちゃんは知念の方に行き、
俺は前にあった机に頰杖をついた
「 いつでもいいかな、俺伊野尾くんに合わせるよ 」
「 え〜、じゃあ今週の日曜日は? 」
「 19日? あ、空いてる空いてる 」
「 あ、その日さ〜... 」
仲良さそうに話してる二人を見て
思わず噛んでしまう唇
どうせ俺なんか ...
そう思ってしまう俺はきっと
とてつもない心配性なのかもしれない
「 ただいま〜! 」
「 ...おかえり 」
「 なに、元気なくない?お腹減った?笑 」
「 ...別に 」
むすっとした表情を隠せなくて
俺の横に座ってきた雄也を無視して
無言でケータイをいじる
「 ...どーしたの、? 」
「 何もないもん、、! 」
「 何も無いことないでしょ?...俺何かした? 」
顔をのぞきこんでくる雄也と目を合わせたくなくて
涙が溜まりそうな目を必死に逸らす
「 ...何かしたなら、、その...ごめん。ほら、ご飯食べよ? 」
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