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「 どうしたのー、山田、こんな所に呼び出して 」
呼び出したのは日の当たらない屋上
風が頬をかすめて髪の毛を靡かせる
「 ...俺ね、ずっと好きだった、、大ちゃんのこと 」
予想通りの反応
それ、困った時にするカオでしょ?
「 ありがとう、 ...でもごめん、俺山田には、 」
「 知ってるよ、わかってる 、、でもスッキリした、! 」
大ちゃんを困らせないために
「 これで吹っ切れるね、! これからもよろしく! 」
少しの嘘をついた
大ちゃんを一人残して、階段を素早く降りる
俺とは正反対に眩しいくらい光る自動販売機の前で
足の力が抜けてへなへなと座り込んだ
断られるとわかって告白したくせに、
どこかで期待してたんだ
大ちゃんは俺を選んでくれるんじゃないか、って
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