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3 山田side
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家について、電気をつけないまま
ベッドに飛び込んだ。
言いようもない黒い感情。
「 知念… 」
そう呟いても、今家に返事を返してくれる人は居ない。
知念が浮気だなんてするはずないと思った。
でも、嫌でも浮かんでくるのは
大ちゃんと楽しそうに喋ってる知念。
ここまで嫉妬したのは … 初めてだった。
悲しみと嫉妬心で目の前がぼやけて
涙がこぼれ落ちた。
やっぱり知念は、俺なんかより大ちゃんの方が
よっぽどいいのかもしれない。
だめだ … 今知念のことおもうと全て悪い方に
考えてしまう 。
知念が帰ってきたらなんて声かけたらいいんだろう。
本当の気持ちなんて伝えたら、知念は
俺のこと 、嫌いになるかもしれない。
俺の考えが全て悪い方向へ流れて行く時だった。
ガチャッ
「 涼介〜? ただいま〜! 」
「 ちね… 」
すっかり泣いてしまってることを忘れていた。
涙をふいて、知念を出迎えた。
「 涼介?電気もつけないでなにしてるの? 」
「 あ、知念おかえり。
俺も今ちょっと寄る所あって今帰ってきたとこ。」
咄嗟に出てきたのは簡単な嘘。
でも今の俺には嘘をつくしかなかった。
「 ふ〜ん・・・ 」
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