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「 本当に? 」
「 うん!
あ、俺も風呂入ってくるわ。 」
「 は〜い 」
知念が入れてくれたお茶のマグカップをキッチンに置いて
脱衣場へむかった。
何も無いなんて嘘に決まってる。
知念は、優しい。
俺のちょっとの変化にも気づいてくれる。
けど、その優しさが、逆に俺にとって辛い時もある。
…… それが、今、この現状。
お風呂をぱっぱと終わらせて、部屋に戻ると知念は先に寝ていた。
気持ちよさそうな寝息を立てて寝る知念。
可愛い寝顔。
そんな知念の寝顔を見てると、
ますます知念を渡したくないって気持ちが湧いてきた。
恋人なのに、なんでこんなに不安なんだろう。
いや …
“ 恋人だから ” 不安なんだ。
「 ……… 絶対、 誰にも渡さないから。 」
寝てる知念の唇にそっとキスして、眠りに入った。
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