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夜ご飯も食べ終わって片付けもおわって
ゆったりタイムのころ。
今しかないと思って涼介に話しかけた。
「 あ、あのさ、涼介。 」
「 ん 〜 ?」
「 昨夜のことなんだけど … 」
「 昨日の夜? どうした? 」
やっぱり、 何も無かったふりしてる 。
でもね涼介 。 僕は... 僕は、知ってるんだよ ?
「 涼介、やっぱり昨夜何かあったでしょ ?」
少し強めに言うと、涼介の動きがピタッと止まった。
「 ・・・ 」
「 昨日の夜、僕が帰ってくるまで暗い部屋で何してた?」
「 だから、それは 、
知念が帰ってくるちょっと前に俺も ...「 嘘!!」
「 僕、見たもん。 涼介の目がちょっと赤いところ。ちょっと腫れてるところ。」
「 ・・・ 」
「 ねぇ涼 「 そんなの見間違いでしょ ? 明日早いからもう寝るね。」
「 え、ちょっと待っ・・・ 」
バタンッ
喋ってる途中に勢いよく閉められたドア。
涼介、 絶対何か隠してるよ …
ちゃんと、話さなきゃ 。
心の中ではそう思ってるのに、なかなかうまくいかない。
── その日はもう、涼介と話すことは無かった。
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