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12 山田side
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見て、しまった。
知念と大ちゃんの
キス、を。
ゆっくり家に帰った。
知念と大ちゃんはこの後どこか行くはずだから
まだ当分帰ってこないとおもってたのに、
帰ったらそこには知念の姿が…
でも俺はただいまも言わずに家にあがった。
家に帰って真っ先に 、 知念にキスした。
他のやつとのキスなんて、消させるくらいに
激しく、強く。
「 涼介おかえ … んっ、ぁ」
「 ちねん、ッ 今日の、なに、? 」
「 え…っ?」
「 大ちゃんと、キス、してたでしょ ?」
「 ......... ごめんなさい。 」
「 ...... お前は、俺だけのもの、だから。」
ぐいっと肩を引き寄せて、抱きしめる。
「 りょ、すけ… ごめんね。
本当は最初、涼介の誕生日プレゼントを買いに行こうと思って、大ちゃんに相談してたの、」
誕生日…プレゼント…。
そっか、知念は俺のために考えてくれてたんだ。
なのに俺は…
知念の話をろくに聞こうとせず、嫌われるのが怖くて、
嘘をついて、その話から避け続けてた。
「 …… ごめんな、知念 」
「 え? 」
「 俺、お前と大ちゃんが仲良く喋ったり、でかけたりしてるの見て嫉妬してた 。
知念を、幸せにするのは俺なのに、
辛い目にあわせてごめんな … 」
「 そんな、こと… 」
「 でも、 大ちゃんとキスした、罰。」
「 ...っ 」
俺はニコッと笑った
「 抱かせて、くれるでしょ? 」
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