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18歳以上ですか?
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「......あの」
「なに?」
一緒に歩いていると酷く目立った。僕もよく人に見られる方だけど、そんなの比じゃない。通り過ぎる人全員の視線を集めている気がする。でも、そんなのお構いなしに綺麗な姿勢で歩いている。
「名前、聞いてもいいですか?」
「あ、ごめんね。俺は雅。きみは?」
「えっと......マリ、って呼んでください」
本名は島田真理......だけど、言いにくいし、こうして遊ぶ時は「マリ」って呼んでもらうことにしている。
「マリちゃん?可愛いね。高校何年生?」
「2年......17だよ。雅......さんは?」
「俺は二十歳になったとこ」
二十歳って、3つしか違わないのにこんなにエロくて大人っぽいものなんだろうか。いや、この人が特別なだけな気がする。
「俺、ここのホテルがお気に入りなんだけど、いい?」
ナチュラルにラブホに連れてこられて、そんなこと初めてじゃないのになんだか凄くドキドキしてしまう。
「ど、どこでもいい......」
「まさか初めてじゃないよね?」
「違う、けど」
こんな美人のお兄さんに連れてこられるのは初めてです、って言ってしまいそうになる。
「良かった。じゃあ、行こっか」
雅さんは空いてる部屋のボタンを押して、僕の手を引いてどんどん進んでいった。
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