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「大人しくあの2人の言う事聞いとけば良かったのに」
顔色と声色が変わり俺を嘲笑う
動かしていたペンは止まり、考えていた思考もピタリと止まった
「………え…、何言って…」
今までの、さっきまでの秋人では無い秋人が現れ俺は混乱する
「まあ、俺の作戦通りって言う事で。
早速始めますか」
伸びをしながら体を左右に動かす
そして自分はベッドに座り俺をそちらに引き上げる
瞬時に組み敷かれた俺の体は固まる
「…あき、ひと?」
「ん?」
「何これ…」
「ああ、陽は馬鹿だから説明してあげないとだね。」
俺の上半身に乗っかり自分のネクタイを外し始める秋人
この状況が全く理解出来ない俺は震えた声を出すしか無かった
「まず、俺は陽が気になって…って言ってもその体ね。
特にこの腰が俺の好みなんだよね〜。
で、どうしたら近付けるかなって考えた結果蓮の事を相談しよう。って思った訳。」
淡々と笑みを交えて告げる言葉に俺は目を見開いた
外したネクタイがいつの間にか俺の手首にキツく巻かれ身動きが取れなくなっていて、段々と外されていくシャツに俺が今危ない状態だと言う事にやっと気付いた
体を捻り抵抗をする
でも、体格差や力の差何も勝るものは無く制されてしまう
「暴れた所で助けなんて来ないんだからこんな所に。
別に痛めつけるなんて事しないし、ジッとしといてくれよ」
変わらない表情で俺の着衣を剥がしていき露わになってしまった突起物が俺の視線からでも見える
「秋人!止めろっ!お前が好きなのは蓮だろ!!」
必死に動いても効果がない
俺の体力が落ちていくだけで無意味だった
「あはは、あんだけ言っても分からないなんて救いようのない馬鹿だな
俺は蓮の事なんてこれっぽっちも好きじゃない。
お前をこうやって連れて来る為に利用したんだよ」
大声で笑う声が静かな室内に響く
秋人が言った事が俺の頭に殴り込んで入ってくる
まるで鈍器で何回も何回も何回も殴られている気分だ
「…なん…で…っ、何でだよッ!!」
思わず叫んでしまう
友達に裏切られたのはかなり悲しい
こんな奴の為に俺は大事な2人と喧嘩したのか…
今直ぐに2人に会って謝りたい。
俺は唇を噛み締め泣いていた
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