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全ての授業が終わり、後は帰るだけ。
蓮と教室を出て下駄箱に行くとそこには先生が立っていた
「さようなら〜!」
と横を通る。しかし、急に腕を捕まえられ動きが止まってしまう
「大垣、ちょっと借りんぞ」
「手加減してやれよ〜」
「うるせぇ。とっとと帰れ」
「はいはい」
話が掴めない俺はただただ話を聞いているだけだった。
てか、蓮が俺たちの関係を知ってるって俺先生に言ったっけ?
ハテナがいっぱいの中、蓮が帰って行くのが見えた
「よし、行くぞ」
俺の手を引っ張り廊下を歩く先生。
「え、ちょ!どこに!?」
なぜか早歩きの先生に追いつこうと小走りになる
「俺たちと言えばあそこしか無いだろ」
俺の勘が正しければ恐らく″あそこ″だろう
辿り着いた所は俺の思っていた通りの場所。
″多目的教室″だった
入った瞬間、扉を閉めた先生に俺は突然抱き締められた
行成のこの状況に頭は付いていかず呆然としていれば、廻されていた腕は段々と強くなっていく
「せ、先生?」
様子が変だった先生が少し気になり肩を叩いてみるが反応はない
「悪い。暫くこのまま」
俺の首元に顔を埋めて小声で呟く
初めて見る先生の姿に驚きながらも、背中に腕を廻す
何分経っただろう。
俺から離れた先生は肩を匂ぎ始めた
さっきから不審な行動をする意図が全然読めない
「…どうしたんですか?」
俺の言葉を聞き、匂い終わったのかニコッと笑顔を見せる
「よし、これで大丈夫」
一人で勝手に満足している先生。
俺のさっきまでの心配は何だったんだ…
「…あのー、全然意味が分からないんですけど…」
机の上に座って何とも行儀の悪い状態でタバコを咥えている
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