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それからは色んな所でバカみたいにはしゃいだ
ふれあい体験が出来る場所では、ヒトデを触って2人で奇声をあげたり
アシカのショーでは先生がアシスタントに選ばれて渋々参加して頑張ってる姿が可愛らしかった
アシカが短い手を振ってバイバイをする時、先生はちゃんと手を振っていた
俺が笑って見ていればこちらに気付き照れながら笑う
あまりにも珍しくて思わず携帯を取り出して写真を撮っていた
…でも、その笑顔は俺だけが見てる訳じゃない
周りの人たちが先生を見て頬を赤く染めている
やっぱりどこに行っても格好良いのは隠せないらしい
アシカショーが終われば人混みが動き出す
進んでいるつもりなのに先生からは離れて行く
体格も悪い訳ではないし、身長も低い訳ではない
背伸びをして奥を見ると先生が女の人に囲まれていた
今直ぐ行ってここから先生を連れ出したい
そう思って俺は少し強引だが周りに謝りながら人混みをかき分ける
「笹本!こっち」
進んで行った方とは逆の方から声が聞こえる
さっきまで俺が居た所だ
幸いそんなに進んでいなかった為簡単に戻れた
「あの…女の人は?」
「フル無視。」
これが友達という関係だったら相手を可哀想と思えたが恋人という立場の俺は嬉しかった
だって、こんな男より可愛い女の子の方が断然いいと思うし…
俺だって先生じゃなきゃ男なんて勘弁だ…
嬉しさが溢れる俺の顔は誰が見てもそれを感じ取れるだろう。
「次はどこ行きたい?」
一人で浮かれていれば俺に投げかけられる声が聞こえた
実はここに到着してから俺の狙いは一つに定められているのだ!
「先生!俺に付いてきてください!」
まだ時間は大丈夫。後は最前列を取るのみ!
一番大きなステージがある所へ入って行く。
客席が沢山あって真ん中にはプールみたいなまん丸の水
俺は先生の手を取り最前列に座った
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