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◎
笹本が風呂場に入って行くのを見届けた後、なぜあんなに質問攻めにあったのか理由を考えた。
物が少ないのは俺自身分かっているのだが、それは必要性を感じないからだ
生活していく中で特に困った事もなく、欲しいとも思わない
今の所コンビニの飯でも健康だし体に影響もない。
冷蔵庫でキンキンに冷えた缶ビールを手に取り、ソファに座ってそんな事を思っていた
ガチャリと扉を開け閉めする音が聞こえ笹本が上がって来たのだと分かる
正直な話、こんな生意気なガキだが理性を保てるのか分からない
俺が用意した服を着て俺の元へ来た笹本は少し服をダボ付いていた
萌えるといった表現が一番適切だ
「お風呂ありがとう!!」
なんの迷いもなく俺の隣に座る。俺が用意したとはいえ俺の服を着ているだけでも堪らなくなる
その上、自分が使っているシャンプーとは思えない匂い
出来ることなら今すぐ襲ってしまいたい…
そんなやましい事を考えてしまえば素直な下半身は反応してしまう
「じゃあ、俺も入ってくる」
飲みかけの缶ビールをテーブルに置きバレないように動いて風呂に入る
煩悩を頭からつま先まで冷水にして洗い流す
出続けている水を止めて一回深呼吸をする
風呂場から出て自分の部屋着に着替え、笹本が待っている部屋に戻る
時計を見れば15時を回っていてお昼ご飯にしては遅い時間だった
家には何もないしどこか食べに行こうも思い笹本を見た瞬間あるものを発見する
朝は絆創膏が貼ってあって隠していたのが、風呂に入るからと剥がしたのだろう
紅い俺の印が薄く残っていた
「だいぶ薄くなったな」
体を詰めて端に追い込む。
痕が付いている首筋を親指でなぞればくすぐったいのかピクリと反応する体
そんな反応をされてしまえば虐めたくなってしまう
「また付けてやろうか?」
俺の言葉にすぐ様首筋を手で隠し首を左右に激しく振る
「…先生近い!」
斜めに向いている俺の体と笹本の体。顔を近くに寄せれば赤く色づいていく頬と濡れて少し開いた唇。
駄目だと分かっているのに止められない。
少しだけ…少しだけなら大丈夫…
甘い決断が後悔を招くとも知らずに…
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