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第1話 ★僕のソウゲツ大佐★
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僕のソウゲツ大佐。
カッコよくって、強くって、頭もよくて何でも知ってる。
僕よりうーんと背が高くって、勇ましい純白の軍服を着こなす彼は、いかにも大人の男って感じ。
宇宙の平和を守る警察軍のお仕事は、そんな彼にとてもよく似合ってると思う。
僕はソウゲツが大好き!
だけど、ちょっぴり困ったところもあって、それは何かというと……。
「王子様、私だ。入るよ?」
あ、ソウゲツだ!
ノックの音とともに、彼が部屋に入ってきた。
だけど、じつは僕、いま数学の宿題の真っ最中。数学が苦手な僕にとって三角関数はすっごく難しくて、さっきから参っていたところだ。
ソウゲツは僕のすぐ側までやってくると、その大きな手の平を僕の肩に乗せた。
「お勉強か? 遅くまで感心だな」
「ソウゲツ、ありがとう。だけど、もうちょっとかかりそう」
そう言って誉めてくれるのはとても嬉しい。
だけど、彼の手の平はそのままゆっくりと僕の胸元まで降りてきて......。
「ん……っ」
あっ、そこは……。
僕は思わずカラダをピクッとくねらせてしまった。
彼はというと、そんな僕の反応を楽しみながら、何食わぬ顔で机の上に広げた問題集を眺めている。
そう......。
僕のご主人様は、とってもエッチなんだ。
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