アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
7
-
「あッ......」
「リオ……どうしてこんなに可愛いんだ」
耳たぶから首筋に唇を這わせると少年の鼻にかかった幼い声が途切れとぎれに聞こえてきた。
「誰にも渡さない」
「ソゥ……ん、あぁん」
年齢に似つかわしくない湿った喘ぎは触れる大佐の舌先にさらなる熱を与えてくれる。
それを上下に操り愛撫を繰り返すと、動きに応じて小さな肩がわなわなと小刻みに震えはじめた。
入浴を終えたばかりの清らかな肌がそこを始点にほんのりと赤く色づいていく様子は扇情的で、大佐の気持ちは否応なしにエスカレートしてしまう。
もうダメだ。今夜はこの子を手放せそうにない。
全くもって呆れてしまうが「リオ」を目の前にすると、どうしてこうも抑えが効かなくなるのだろうか。
まるで食事の時間が守れない大型犬にでもなった気分だ。
この純白。守りたいのに……。
「君が欲しい......!」
喉の奥から切実な雄の望みが漏れだしてゆく――。
――と、その時。
壁際の木製時計がおずおずと遠慮がちな音色を奏で夜の10時を二人に告げた......。
「ああ、もうこんな時間か......」
時間を知ると、大佐は辛うじて冷静さを取り戻した。前屈みになった姿勢を起こす。
今夜はこの子を夜更かしさせるわけにはいかないのだ。ベッドに寝かせて、自分はやはりソファーに横になろう。
そう思い、火照った身体を解放してやると王子様はフルフルと首を横に振った。
「ソウ、僕、だいじょうぶ」
しっかりと目線を合わせると、少年の意思を宿した緋色の瞳がこちらを求めてチラチラと瞬いていた。
「お願い。もっとチューして? いっぱい触って......?」
大佐は熱い溜息を吐きだした。
「そんなに煽らないでくれ......」
呟くと、悩ましげに少年の頬を弄りはじめる。
「練習で済まなくなったらどうするつもりだ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
77 / 206