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寝心地を尋ねると赤い顔をしてコクリと頷いてくれたので、それに満足した私は荷物を整理するために、いったんリビングに戻ることにした。
そうだ。風呂も「貸し切り」を予約しなければ。
広々とした浴場を見せてやりたかったが、いくら子供の姿をしているとはいえ自分の妻を男風呂に晒すわけにはいかない。
滑稽かもしれないが、そう思うほどに私の目に映るリオは艶めかしいのだ。
日中の勉強と睦まじい夜を重ねて身につけたのだろう未熟な色気は日増しに強くなるばかりで油断はならず、良き保護者でありたいと願いながらも頭の中ではあの子を追って布団にもつれ、すでに戯れを開始している。
もしも今夜例のネグリジェとともに誘われたら、私は問答無用で彼を抱きしめ、昨夜のように「いや」だの「ごめん」だのと騒がれたって今度こそ聞く耳を持たないだろう。
だから、日本式ベッドは都合が良かった。
あの子の気持ちを尊重するには物理的な距離が必要だから、これならばいざという時、何とかなるはずだ。
私は一通りの用事を済ませると、ベッドルームに戻った。
その頃には王子様は窓辺に移動しており、小さな背中をこちらに向けて雨空を眺めていた。
髪に触れたかったが、今はやめておこう。
しかし驚いたことに、ふと下を見ると離れていたはずの二つの布団がどういう訳かぴったりとくっついていたのだった。
なんてことをしてくれるんだ......!
・・・・・
「王子様、バンザイしなさい!」
あなたに呼ばれて僕はハッと振りかえる。
「なんで?」と思いつつも、言われた通りに両手を上げた。
「こう?」
すると下着ごとトレーナーを脱がされてしまい、僕はあっという間に裸になった。
「えっ? えっ?」
「次は下だ」
下って何? ズボンのこと? うそっ、まさか今から?
「あ、ま、まって! 心の準備がっ」
突然の事態に真っ赤になって宙を見上げる。すると切羽詰まった目をしたあなたが、どういうつもりか大きな布を両手に広げてにじり寄ってくるではないか。
なんだか怖い顔してる!
もしかして内緒でベッドを動かしたことがバレちゃったの?
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