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【終章】20
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「(何これ……すごい……)」
一瞬、背中に冷や汗のようなものを感じて、思わずゴクリと唾を飲み込む。
“僕と同じだ”と、そう表すにはあまりにも差がありすぎる迫力のそれは、お風呂場で見てしまったあなたとはまるで別の生き物のように猛々しく天井を睨みつけていた。
微動だにできない僕はマジマジとそれを目に入れたまま、ただ圧倒されるばかりだった。
そんな視線を肌で感じとったのか、あなたは「怖いか」と優しい声で尋ねてくる。
「わかんない……」
こんな気持ちは初めてだった。
いつもの散歩道を歩いていたら、突然、強そうな怪獣と出会ってしまった。そんな感じ。
だけどその怪獣はよくよく見れば頼もしく、僕を傷つける様子はないし、いくら様変わりしていても大好きなあなたの一部であることだけは確かに分かった。
ずっと僕が恐れていたことを「彼」も不安に思っているのだろうか。僕を嫌いにならないで、と。
「ソウゲツ......」
熱に浮かされたような声で、僕は言う。
「触ってみてもいい......?」
すると――
ああ、あなたはなんて嬉しそうな顔をするんだろう......。
*****
はじめは戸惑いながらも、リオは大佐の象徴に徐々に魅せられていった。
股ぐらに向き合って、ただ好きなように形を探っているだけだったが、それによってさらに力をみなぎらせる砲身が愛しくて、大佐の膝に手をつくと裸になることを恐れていたのが嘘のように「僕も脱がして」と、おねだりを言った。
*****
こんな所も変わらないな。ベッドの上で、君は決まって私に下着を取らせる。
きっと君なりに考えた男を煽るテクニックなんだろう。違うかい?
「言われなくても」
まんまとそれに乗っかった私は目の前に君を立たせると、火照った身体を抱きしめながら下着の縁を口にくわえた。
「あ、そんな......っ」
予想外の手段に戸惑う君を楽しみつつ、そのままゆっくりと果実の皮を剥いていく。
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