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【終章】23
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・・・・・
そこに容赦なくのしかかると、大佐は募る想いを唇にのせ、リオの身体の至るところにキスをはじめた。
触れた肌はすでに火のように熱く、先ほどの前戯でつけた無数の赤い跡がいじらしい。
それでもさらに求めると、何も知らないリオは身体をくねらせながら必死で応えてくれるのだ。大佐にはそれがたまらなかった。
ここまでと思うのに、愛しさはまだまだ底を見せてはくれない。
「ねえソウ......」
「うん」
「せっくすって......」
喉を鳴らしながら、リオが言った。
「嬉しいね」
「嬉しい?」
大佐が目を細めて尋ねると、リオは恥ずかしそうに頷いた。
こうして何もまとわずにあなたと触れ合えるのが何だかとても嬉しいのだと、幸せそうに目に涙を光らせている。
大佐は瞼にキスを落として応えると、リオの腰元にゆっくりと腕を回した。
「君を抱きます」
まるで二枚の貝殻のようにピタリと身体を合わせると、この汗や熱がどちらのものだか、もう分からない。
窮屈に感じたのだろう、リオは「あん」と小さく呻いたが、大佐はそれでも足りないとばかりに手足を絡め、身体全体を縮めるようにして少年を包み込んでいた。
「好きだ。もう我慢できない」
想像の中では、もう何度もこうしていたのだ。
*****
砲身は、言うまでもなく臨戦態勢に入っていた。
リオを腕に抱いたまま、大佐は雄々しいそれを注意深く前後に動かしはじめる。
「きゃあっ......!」
リオはたまらずに悲鳴を上げた。
敏感になった器に、あろうことか大佐のそれがしっかりと重なっていたのだ。
「ソウ!? ん、ぁあぁっ」
どうして彼がこのような行動にでたのか、一瞬訳が分からない。しかし、二人の芯が擦れるたびにまたも強まっていく快感に、リオは「はっ」と気がついた。
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