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第3話 ★大佐と王子のお正月★
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時は西暦2018年のとっても平和なお正月。
仲良く初詣を済ませたソウゲツ大佐とリオ王子は、近所の河川敷に腰をかけて甘ーいデートを楽しんでいました。
「あ、ソウゲツ、見て。雪が降ってきたよ!」
「ほう、これは風情があるな。元旦の雪はとくに縁起がいいんだよ」
「へえ、そうなの? じゃあ、今年もきっといい1年になるね」
「ふふ。君の着物姿が見られたから、私にとってはすでに申し分ないんだが、こんな格好をするなんて一体どういう風の吹き回しなんだ?」
大佐が驚くのも無理はありません。なんと今日のリオ王子は、目にも鮮やかな女の子の晴れ着を着ていたのですから。
「どうしたもこうしたもないんだよ。タキヤが僕の着物、こんなのしか用意してくれなかったんだ。他の服は、ぜーんぶクリーニングに出しちゃったんだって。ひどいよな?」
大佐は思わずニヤリと笑ってしまいました。
「(なるほど、タキヤの機転だったのか。年明けそうそう冴えているな)」
「あーあ、僕だって本当はソウゲツみたいな袴が良かったんだ。だけど『ヒメハジメ』までは我慢しろって言われちゃって」
「......んん!? 何だって??」
大佐は耳を疑いました。
だって、それはリオ王子が口にするには、ちょっぴりいかがわしい言葉でしたから......。
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