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あはっ。僕は彼のこんな顔も好き。
「どう? こんなことされたら変な気分にならない?」
そう訊くと、なぜだかクスクスと笑われてしまった。
「さあ、なんとも言えませんな」
「えー?」
「ベッドでしてみようか?」
そう言いながら、彼はいかにも楽しげに僕の顔を覗き込んでくる。
僕だって、もちろんそうしたい。
だけど、ちょっとだけ抵抗してみせる。
「イヤ。まだ10時だもん」
「もう10時だ。子供は寝る時間だよ」
それはもちろんエッチを含めた時間。
たとえ明日の朝早くから仕事があっても、ソウゲツはいつだってたっぷりと僕との時間をとってくれるんだ。
そうこうしているうちに僕の身体は問答無用で抱きかかえられた。
いつものように上機嫌な彼は、鼻歌なんか歌いながら軽々と僕を目的地まで運んでしまう。
僕たちにはそれぞれ自分の部屋があるけど、眠るのは決まってキングサイズの彼のベッド。
たまに気分が盛り上がってそこまで我慢できない時は、そのまま僕の部屋で朝まで過ごすけど、彼によれば自分の領域の方が何かとやりやすいらしい。
……やりやすいだなんて卑猥かな?
やがて大きな白いベッドに二人で横になると、ソウゲツは頬を枕にうずめながらジッと僕の顔を見つめて言った。
「王子様。今夜はちょっと趣向を変えてみようか?」
「しゅこう?」
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