アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
4
-
彼の意図はよく分からないけど、それってつまりいつもと何かを変えてみようってことだよね?
僕に思いつくことと言ったら、例えばいつもは消してしまう部屋の明りを点けたままとか、あるいは反対に目隠しをしてみたり、とか?
ちょっと過激だけど彼の商売道具である「手錠をかける」なーんて手もある……。
ああっ、ダメだ。
大好きなソウゲツにあんなことやこんなことをされてる自分を想像すると、それだけで顔から火が出てきちゃうよ。
不埒なことを思い浮かべてモジモジしている僕の横で、彼はあおむけに寝転がると無防備にも目を閉じてしまった。
「さあ、どうぞ? 王子様」
「えっ?」
僕がキョトンとしていると、ソウゲツは薄っすらと蒼色の目を開けて微笑んだ。
「今夜は君にしてもらう」
「し、してもらうって?」
「さっき言っただろう? 『僕にもやらせて』って」
「ああ、それはさ......」
「さっきから待ってるんだ。あんまりじらされてはつらいです」
「うそぉ」
僕はビックリしてしまった。
この人はたまにとんでもないことを言うけれど、まさか僕にエッチの主導権を譲ってくれるなんて考えもしなかったんだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 206