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ソウゲツは両手をまわして、ギュッと背中を抱きしめてくれた。
唇はつないだまま、舌はしっかりと僕のもので、チュッチュッ、と音を響かせながら……。
キスをしているだけなのに、僕たちまるで身体を合体させてセックスの真っ最中みたいだね?
こういう事はいつもソウゲツにしてもらってるんだけど、たまにはこうして彼の立場にたってみるのも新鮮で。
なぜなら見て?
ガウンの中に手を入れて逞しい胸元を撫でてあげると、なんとも気持ちよさそうに口元を緩めてくれるんだ。
すべすべとした肌の手触りと体温が伝わると、この人の感覚をもっともっと僕のものにしたくなる。
そのうちに右手は自然と彼の胸の突起に触れていた。
ここは彼がくれた愛撫の中で一番驚いた場所のひとつ。
今まで気がつかなかったけど、ここをいじられると、とにかくすごいんだ。
身体がそのまま支配されたみたいにだんだん呼吸が荒くなって、そのうちにエッチな声まで出てくると、まるで自分が自分じゃなくなるみたいに頭の中が真っ白になってしまう。
そんな感覚、あなたにもあげられたらいいんだけどな。
「……っ」
うふっ。
左胸に人差し指の腹をツンと立てて、ゆっくりと丸を書いてあげたら、やっぱりここが敏感なんだって教えてくれた。
「ソウゲツ……これ、どう?」
「ふふ、くすぐったいな。......もう少し刺激をくれないか?」
わ! かわいい!
なんだか、いつもの攻めの彼とは全然違う。
この時には、僕はもうすっかり彼の身体に夢中になっていた。
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