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それにしても直後の指の動きは凶悪だった。
こっちは心の準備もできてないっていうのに、彼ときたら手のひら全体に僕をおさめるなり問答無用で奉仕をはじめる。
「きゃああっっ……!」
ついさっき彼に与えたものなどほんの子供だましに思えるほどの緩急ある律動に襲われた僕は、あっという間にエクスタシーの寸前まで昇りつめてしまったのだった。
「あんっ、あんっ、ハァッ、ハァッ、ダメぇッ......!!」
こんなにすごいのもちろん初めてで、僕は目に涙を浮かべながら必死でソウゲツの身体にしがみついていた。
「王子様、爪が痛いよ」
彼の笑い声がする。
「ソウゲツ……もぉっ、きちゃうっ!」
「何が?」
ああ、彼はきっと。
「んん……やだぁ、ここっ、ジンジン……っ」
満面の笑顔だ。
「足りないかね?」
「あぁあっっっあ……っ!」
下半身がガクガクする。
もう支えてくれないと、座ることすらままならなくて。
どうしよう
どうしよう
気持ちいよぉ……!
きっと僕はこのまま――!
だけどその期待は虚しく、意識を無くしてしまう寸前まで僕にまとわりついていたはずの彼の手は、突然パッと離れてしまったんだ。
なんで……?
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