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現実2
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目覚めると、見慣れない白い天井だった。
それでも日差しだけは眩しくて…
その日差しのせいで、ぼーっとしていた頭が覚醒されると、
否が応でも、さっきの話が頭を巡って、息苦しい。
本当、ここだけ特別酸素が薄いんじゃないかってくらい苦しくて。
あぁ、意識 飛ぶ…
そう思った瞬間、よれよれの白衣を着た、初老くらいの男の人が僕に近づいてきて、
何か言いながら僕の口元に何かを近づけた。
何もわからない恐怖と不安から、全力で抵抗したが、
大の大人の力には敵わず、僕の口元に透明な物体が触れた。
「息、楽になるからね」
そんなこと言われても、パニックになった僕に酸素は届かず、
ますます苦しくなるばかりで…
気づけば意識を飛ばしていた。
ーーー
意識を飛ばすほんの一瞬前、
「この子、誰?」
そんな誰かの声が聞こえた気がした。
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